グレイライン表示

グレイラインとは?

ご存じの通り、無線通信でのグレイライン(通信)とは日の出/日の入前後の時間帯でHF帯の伝搬が良くなる現象です。(かなりはしょっています)
そこで世界地図上に昼のエリア、夜のエリア、グレイラインを表示することで今どのあたりと交信すべきかの目安とします。
各ロギングソフトでは大昔から実現していた物ですが、zLogにも装備しました。

Grokに聞きました

無線通信におけるグレイラインとは何ですか?

グレイライン(Gray Line)とは、無線通信、特にアマチュア無線(HAMラジオ)において使われる用語で、地球上で昼と夜の境界線が交わる薄明帯(トワイライトゾーン)を指します。 この領域は、太陽が地平線近くにあるときに発生し、電離層の状態が特殊な伝播条件を作り出すため、無線信号が通常よりも遠くまで届くことがあります。

具体的には、グレイラインは以下の理由で無線通信において重要です:

  1. 電離層の影響: 昼と夜の移行期であるグレイラインでは、電離層のD層(信号を吸収する層)が弱まり、F層(信号を反射する層)がまだ活発な状態にあることが多いです。これにより、特に短波(HF帯)の電波が反射されて遠距離通信(DX通信)がしやすくなります。

  2. 伝播の強化: グレイラインに沿った地域同士で通信を行うと、電波が電離層を効率的に利用して長距離を跳ねるため、通常は難しい遠方の局との交信が可能になることがあります。これを「グレイライン伝播」と呼びます。

  3. 時間帯: グレイラインは日の出と日の入りの時間に発生するため、無線愛好家はこれらの時間帯を狙って運用することが多いです。地球の自転により、グレイラインは常に移動しているため、通信相手の位置に応じて最適なタイミングが変わります。

例えば、日本から北米やヨーロッパと交信したい場合、日の出や日の入りの時刻にグレイラインが両地域を結ぶタイミングを見計らうと成功率が上がることがあります。 アマチュア無線家は、グレイラインの位置を計算するツールやマップを使って計画を立てることもあります。 簡単に言えば、グレイラインは「自然が提供する無線通信のボーナスタイム」のようなもので、特に長距離通信を楽しむ人にとって魅力的な現象です。

グレイライン表示

  1. グレイラインを表示するには、「ウインドウ」-「Grayline」メニューをクリックします。
  2. Graylineウインドウには現在時刻でのグレイラインが表示されます。
  3. 世界地図を右クリックすることで、「グレイラインの表示」「子午線の表示」「赤道の表示」「自局位置の表示」を切り替えることができます。
  4. グレイラインは日の出/日の入時刻の-30分から+30を表示しています。
  5. 世界地図とのマッピングは大体ですので、正確ではありません。

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世界地図について

FREEWORLDMAPSサイトの素材を使用しました。
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