バンドスコープ(バンドマップ)とは、各種のデータ元より取得したスポット情報(周波数とコールサインの組)を表示するもので、CQ局の記憶やS&P時のQSYに使用します。
データ元としては、キー操作による手動登録,交信毎の自動登録,PacketCluster情報からの自動登録,マルチオペ時の他のzLogからの情報があります。
zLogのバンドスコープは各バンド独立したウインドウに加え、現在バンドウインドウ,ニューマルチウインドウを用意しています。 スムーズなQSYのためにもリグコントロールと併用することをおすすめします。
さらに、交信済み(Worked)の他、入力済みの他バンドQSO情報やスーパーチェック用データより当該スポットのマルチ情報も表示し、ニューマルチ判定も行うので、S&P時の強力なツールとなります。
登録方法には下記の3種類があります。これらはバンドスコープの背景色で判別可能です。 (スポットのデータ元のことをSpotSourceと言います)
手動登録するには下記の3つの方法で登録できます。
リグコントロールされている場合、操作時にリグの周波数と共にバンドスコープに登録します。
リグコントロールされていない場合は、周波数を入力するダイアログが表示されますので、周波数を入力します。
PacketCluster(又はSKIMMER)に接続すると、レポートされたスポット情報を元にバンドスコープに登録します。
Z-Serverより受信したスポット情報を元にバンドスコープに登録します。
新しいスポットは交信済みのログの内容と照合して、下記の条件で色分け表示を行います。
これによりRunning中のバンド以外にNew Multiが現れたらすぐに拾いに行けるかもしれません。
バンドスコープダブルクリックでQSYしNew Multiを拾った後は、「#105 最後の周波数へジャンプ」機能で元のRunning周波数へ戻ることができます。
条件 | 内容 |
---|---|
Worked | 交信済みの局 |
Wanted Multi | 未交信マルチの局(他バンドで交信済み) |
Worked Multi | 交信済みマルチかつ未交信の局 |
Unknown | 不明の局 |
「Windows」メニューの「Options」をクリックし、「Misc」タブを開きます。
①下図の「Delete band scope data after」にSpotの有効期間を分で入力します。
「Windows」メニューの「Options」をクリックし、「BandScope」タブを開きます。
①バンドごとにウインドウが表示されるので使用するバンドにチェックを入れます。
②お好みで表示色を設定します。
「Windows」メニューの「Options」をクリックし、「BandScope2」タブを開きます。
①SpotSourceについてお好みで表示色を設定します。
②お好みで新鮮度表示方法を選択します。
現在のQRV中のバンドは青枠、その他のバンドはグレー枠で表示されます。
下記の4種類の方法でSpotの新鮮度を表示できます。
番号 | 名前 | 説明 | アイコン |
---|---|---|---|
1 | Remain time1 | Spot有効時間が1/2,1/4,1/8,1/16毎に表示更新 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2 | Remain time2 | Spot有効時間が30,20,10,5分毎に表示更新 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
3 | Remain time3 | Spot有効時間を5分割して1段階毎に表示更新 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
4 | Elapsed time | Spotされてから5,10,20,30分毎に表示更新 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |