zLog のメイン画面で行うログの操作を説明します。
まずコールサインから入力しましょう。コールサインフィールドにカーソルを合わせ、適当なコールサインを入力してください。入力できたらスペースバーを押してください。カーソルがナンバーフィールドに移るはずです。ここで有効なコンテストナンバーを入力してください。
モード、バンド、送信パワーの変更は各欄を右クリックして表示されるメニューを使って変更します。またキーボードではそれぞれ SHIFT+M 、 SHIFT+B 、 SHIFT+P でも変更できます。送信 RST は直接クリックして編集するか、 SHIFT+R 、 SHIFT+S で変更できます。
スペースバーを押すことによりコールサインフィールドとナンバーフィールドを交互に行き来します。交信時刻欄は現在時刻を示すように即座に更新されます。
交信情報を入力したら Enter キーを押して確定します。確定された QSO はログウインドウに表示され QSO 入力フィールドからはコールサインとナンバーがクリアされます。
次に既に確定した交信局のコールサインをもう一度入力してください。そしてスペースバーを押してみてください。スペースバーを押すと、カーソルはナンバー入力欄に移動せず、コールサインがすべて選択され、ステータスバーにその局と最初に交信したときのデータが赤で表示されます。
zLog では、重複 QSO (デュープ)の扱いを選ぶことができます。初期設定では、重複交信の入力ができるようになっています(zLog令和版Ver.2.7以後)。重複 QSO をログに残したくない場合は、 Options ウインドウの Preferences ページで Allow to log dupes チェックボックスのチェックを外してください。
入力フィールドおよびログウインドウのフォントの大きさはメニューの View -> Increase Font Size または Ctrl+S で 13 段階変更できます。また、入力フィールドとログウインドウの高さも変更できます。それには入力フィールドで「 ,HEIG HT40 」 などと入力して Enter を押します(数字の部分は 18 から 40 まで)。 設定したフォントサイズとフィールドの高さは終了時に自動的に保存されます。
Alt+C、 Alt+N 、 Alt+M 、 Alt+R は各々コールサイン、ナンバー、メモ、 RST フィールドへのショートカットキーとして利用できます。
コンテスト中は紙に手書きで記録し、後日ログデータを電子化する場合のために、zLogには「後入力モード」が用意されています。リアルタイムロギングの場合と基本的な操作は同じですが、後入力モードでは時刻は更新されません。そのためまず、日付をコンテスト当日に設定する必要があります。
日付の入力を必要とするときは、時刻欄をダブルクリックすると日付欄に表示が変わりますので、そこで直接日付を入力してください。再びダブルクリックすると時刻欄に戻ります。
時刻の変更は、時刻欄に直接入力する、Ctrl+O , Ctrl+P を使って分単位で戻す/進める、 SHIFT+T で現在時刻にセットする、のいずれかの方法で可能です。
ログウインドウに表示されているQSO の内容を編集するにはまず目的の QSO を選択します。
選択する方法は 2 つあります。一つは目的の QSO をマウスでクリックする方法です。もう一つは入力フィールドから ↑キーを押してログウインドウに移る方法です。いずれの方法でも選択された QSO は反転表示されます。反転表示はカーソルキーのほか、 Ctrl+P と キーでも上に動かすことができ、Ctrl+N と キーでも下に動かすことができます。
次に選択された QSO をダブルクリック、もしくはEnter キーを押すことにより QSO 編集ダイアログが表示されます。このダイアログ中の情報を修正してOKボタンを押すか、 Enter キーを押せば完了です。
※バンド変更やオペレータ変更した後そのまま忘れて何局か入力してしまった、ということはよくあります。このような場合、 zLog では変更したい QSO をまとめて選択して 右クリック すると、ポップアップメニューが表示され、バンド、オペレータ、モード、送信パワーのいずれかを一括変更することができます。また、別のメニューでは、送信ナンバー(NR)をログ全体で一括して変更する機能もあります。
ログウインドウに表示されたQSOを削除するには、QSOを選択した状態で Delete を押すか、 右クリックして表示されるポップアップメニューから Delete QSO を選択します。
ある位置にQSOを挿入したい場合は挿入したい場所の1つ後になるQSOを選択し、Insert を 押すか、右クリックしてポップアップメニューから Insert QSO を選択します。また単に入力フィールドで通常どおりに入力し(時間は直接入力)メインメニューから File|Sort by Time を選んで時間順にソートするという方法もあります。