CWで 0(ゼロ) の省略形は T ではないのですか?

CWで 0(ゼロ) の省略形は T ではないのですか?

ご指摘の通り、海外では 0(ゼロ) の省略形として T が主流で、国内では O(オー)が主流となっている様です。
海外での事情について古い資料をあたってみましたが 0 の省略形を T と決めた明確な記録は見当たりませんでした。現在の国際電気通信連合(ITU)も、数字の符号の省略形は定めていません。ただし、電信の最初の頃の 0 は”長い音”だったという記録がありますので、それがさらに短くなり通常の長音(T)を省略形として使うのが定着したと考えることもできそうです。

一方で国内の方は昭和25年6月30日の無線局運用規則制定時に 0(ゼロ) の省略形を T としています。ということは日本の一部のアマチュア局だけが慣用的に O(オー)を使っているという事です。このあたりは40年前にアマチュア無線を始めたときに既にそうだったという証言もあるので、さらにその前から O(オー)が定着していると思われます。

これらのことから、zLog では 0(ゼロ) の省略形の初期値が T ではなく O(オー)と設定されていますが、これは JA 局に広く普及した慣習に合わせた設定といえます。DX コンテストに参加する際、T に変更することももちろん可能ですし、そもそも”省略形は使わない”とする流儀もありますので、どのような設定にするかは利用される皆さんの自由です。


zLog guide book 2024より