概要
ここではmicroHAM社のmicro2R(u2R)をzLogで使用する手順を解説します。
V2.9.5.0で確認しました。
問題点
ただ接続しただけではうまく動きません。動作させるための手順があります。
動作させるための手順(初回)
- microHAM USB Device Router 9.3.5をインストールします。
- Windowsを再起動します。
- micro2RをPCに接続します。(必ず電源OFFであることを確認します)
- microHAM USB Device Router 9.3.5を起動します。
- 「Virtual Port」-「Create Port」メニューをクリックします。
- お好きな番号のPortを選択(チェックON)し、「OK」ボタンをクリックします。
- 次に「Ports」タブを開きます。
-
タブ下段にある「WinKeyer2」のコンボボックスより6.で作成したPortを選択します。

- zLogを起動します。
- 「各種設定」-「ハードウェア設定」メニューをクリックします。
- 「ハードウェア1」タブを開きます。
-
RIG-1のキーイングコンボボックスで6.で作成したPortを選択します。

- その下にある「設定」ボタンをクリックします。
- RTS「常時ON」,DTR「常時ON」に変更し、「OK」ボタンをクリックします。
- 次に「ハードウェア3」タブを開きます。
-
WinKeyerオプションの「WinKeyer使う」チェックボックスをONにします。

- 「OK」ボタンをクリックします。
- micro2Rの電源を入れます!(重要)
- 立ち上がるまで少し待ちます。
- micro2Rの「CW SPEED」をくるくる動かします。
- zLog側のWPMが連動して変われば設定成功です。
- F1を押すとCQが発出されます。
動作させるための手順(2回目以降)
2回目以降はVirtualPortの作成などは済んでいますので、少し簡単です。
これで動かない場合は、RigControl OFF→電源OFF→電源ON→RigControl ONを試します。
- micro2Rの電源を切ります。
- microHAM USB Device Router 9.3.5を起動します。
- micro2Rの電源を入れます!(重要)
- 立ち上がるまで少し待ちます。
- zLogを起動します。
- micro2Rの「CW SPEED」をくるくる動かします。
- zLog側のWPMが連動して変われば設定成功です。
- F1を押すとCQが発出されます。
動作状況のモニター方法
うまく動かない(キーイングしない)時はmicroHAM USB Device Router 9.3.5のモニター機能で状況を把握できます。
-
Portsタブの下段WinKeyer2欄にある「MON」ボタンをクリックします。

- モニターウインドウが表示されます。
- 「Start」ボタンをクリックします。
正常時は下図のように、[Set WPM Speed: 29]がSPEEDダイヤルの操作に応じて表示されます。

動かない場合は下図のように、[Set WPM Speed: 29]が表示されません。

または下図のようになります。(9600bpsにした場合)
